Unbroken−破壊されても消えない- S120(194cm×194cm)

Unbroken

-破壊されても消えない-

S120 (194cm×194cm)

2026年作成

板パネル、油性塗料、水性塗料、和紙、インクジェット、アクリル板、ミラー



世界各地で繰り返される戦争や暴力に接する中で生まれた作品です。

報道で「壊れた」「失われた」「亡くなった」という言葉を耳にするたび、私は違和感を覚えてきました。




壊れたのではなく、
誰かが壊したのではないか。



失われたのではなく、
誰かによって奪われたのではないか。



亡くなったのではなく、
誰かが殺したのではないか。




その思いが制作の出発点となっています。


作品の中でガラスを自らの手で割ることと、あえて人為的な切断面を残すことにより、

破壊が偶然ではなく人の意思によって引き起こされるものであることを表現できないかを実験してみました。壊れたという事実だけが残り、誰が壊したのかが見えなくなってしまうことは避けたいと思いました。


破壊にさらされても、人の尊厳や記憶、希望まですべてが消えてしまうわけではない。

そんな表現ができないものかと、日々模索しています。